いつ借金のことが家族にバレるかと不安になっている方は、債務整理によって債権者からの取り立てはストップさせる方法も検討しましょう。
債務整理は、債権者との直接交渉によって減額してもらう任意整理と、裁判所への手続きによって有効となる個人再生などの2種類に分かれています。
任意整理は、一般的に法律事務所の弁護士が担当しており、代理人として全ての債権者と交渉を行い、新しい返済計画で返済する旨を通知すると同時に承認をもらう流れです。
裁判所を通さないことから確実性に乏しい部分もありますが、官報への個人情報の掲載がないことから最小限の被害で抑えられます。
いっぽう、裁判所に対してのみ手続きを行う個人再生では、普通のサラリーマンが行う場合は各債権者の動向を気にしなくて良くなる反面、官報へ個人情報が掲載されてしまい、社会的なデメリットを被ってしまうのです。
個人再生は、5分の1に圧縮した借金を一定期間で完済することが条件になっており、新たな返済計画の採否は裁判所が行っています。
できれば任意整理によって全ての債権者からの合意を得るのが、債務整理における最も穏便な解決方法です。
いずれにせよ、まず取り立てはストップさせることがポイントで、家族にバレるかという不安よりも、ご近所や働いている職場へ知られることを危惧しなければいけません。
家族は運命共同体だから理解を得られる可能性が高いですが、噂好きなご近所に知られてしまったら、際限なく悪評が広まってしまう恐れがあります。
それに、現在働いている職場の人間に知られてしまったら、自分自身が苦しい立場に追い込まれてしまって、せっかく債務整理が成立したのに、返済するための安定収入がなくなってしまったとなりかねません。
話に応じてくれない債権者がいたら個人再生も検討するといった柔軟な姿勢で、取り立てはストップしている間に有効な解決方法を見つけましょう。
法律の専門家に相談すれば、その時点における最適な債務整理の方法を提案してくれるから、借金をきれいに完済する道への第一歩を踏み出せます。
金融機関の取り立ては、時間が経過するほどに広範囲へ広がっていき、どんどん露骨な表現になっていくので、日本の法律によってきちんと解決するべきです。
債務整理にも慣れている法律の専門家が出てくると、何も知らない個人相手とはガラリと態度が変わるので、取り立てはストップするだけにとどまらない効果を得られるのです。